ちょっと出遅れましたが・・・
[ぴかぴか(新しい)] あけましておめでとうございます [ぴかぴか(新しい)]
いよいよ2015年が始まりましたね [exclamation]

さてさて、新しい年が始まっておりますが
今回は、個人的に気になった [モータースポーツ] 2014年の歯科関連ニュース [モータースポーツ]
ご紹介いたします。

まずはこちら

[ひらめき] 電気刺激で虫歯を治す!?

英国のキングスカレッジロンドンの研究者たちが2014年に発表した、新しい虫歯の治療法は、虫歯の歯にわずかな電気を流して、歯の再石灰化機能を促進し、虫歯を「治す」というものでした [exclamation]

現在の歯科治療は、虫歯治療といっても、虫歯に侵された部分を削って、つめ物や被せ物で人工的に歯を元の形に戻す・・・という方法であり、元の完全な健康な歯にすることが出来るわけではありません [ふらふら]
ところが、この新しい治療法では、歯の元々の治癒力を高めることで、擦り傷や切り傷が治って元の皮膚に戻るかのように、虫歯を「治す」ことができるという夢のような治療法なのです [るんるん]

発表によると、3年以内には英国で実用化できるということらしいですが、
これが本当に実用化されて、日本や世界中で同じ治療ができるようになったとしたら、人類の健康状態が飛躍的にアップするかもしれませんね [グッド(上向き矢印)]

そして次にこちら

[ひらめき] バイオハイブリッドインプラント

東京理科大学と岡山大学の研究グループが発表した
「バイオハイブリッドインプラント」は、
今までのインプラントとは大きな違いがあります。

このブログでも度々ご紹介していますが、歯科インプラントは、チタン製の人工歯根をアゴの骨に埋め込み、上から人工の歯を取り付け、失った歯の代わりに自分の歯のように使うことができるものです。入れ歯と違い、見た目には天然歯と変わらない審美性がありますが、歯ぐきの中にある歯根膜や神経などの機能は再生することができませんでした。

しかしこの「バイオハイブリッドインプラント」は、セメント質や歯根膜なども形成され、見た目だけでなく、機能的にも天然歯とほぼ同じような状態になるそうです。
この「歯根膜」があるということは、歯にとって非常に重要なのです [exclamation×2]
詳しくはこちら自分の歯だから感じられる「食感」
さらに、歯列矯正と同じような歯の移動も可能だそうです。

この「バイオハイブリッドインプラント」も実用化される日が来たら、歯科だけでなく他の臓器にも応用されて、再生医療の大きな発展の可能性があるかもしれません [目]

そして、最後はこちらです。

去る2014年12月20日
ペル・イングヴァール・ブローネマルク教授がご逝去されました。

ブローネマルク教授は、チタンが骨と結合する現象「オッセオインテグレーション」を発見し、この現象を応用して歯科インプラント治療を飛躍的に発展させた「現代インプラントの祖」「近代歯科インプラントの父」ともといわれる方でした。

ブローネマルク教授は歯科インプラントだけでなく、身体の一部が欠損した方のために、インプラントで固定したエピテーゼの研究もされていたそうです。
「エピテーゼ」とはこちら→ 歯科だけではない!?安全性の高い「インプラント」

この方がいなければ、今のようにインプラント治療の技術は発展しなかったでしょう。歯科だけでなく、医療分野において大きな功績を残された方でした。
心からご冥福をお祈りいたします。
          
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以上、2014年に個人的に気になった歯科関連ニュースですが
いかがでしたでしょうか [exclamation&question]

2015年も、歯科医療の可能性が広がりそうな
良いニュースがたくさん出てきますように [かわいい]

今年も細々とではありますが、このブログの更新をしていきますので
どうぞよろしくお願いいたします [手(パー)]