今日はハブラシの起源のお話です。

皆さんのハブラシはどんなハブラシですか[exclamation&question]
今は、形や色、毛の硬さなどで迷ってしまうくらい沢山の種類がありますね。
歯磨きの習慣が始まった頃に遡ると、ハブラシは木の枝で作られていたそうです[グッド(上向き矢印)]

これは「歯木(しぼく)」と呼ばれ、現在でも、インドやアフリカなどの多くの国で使用されています[リゾート] タンニンフッ素など、歯の健康に保つ効果のある成分が樹液に含まれた「薬木」を使い、木の枝の一端を歯で噛んで柔らかくし、ハブラシ状にするそうです[わーい(嬉しい顔)]

私は使ったことは無いですが、「歯木」ってどんな使い心地なのでしょうか[exclamation&question][目]
と思って検索してたら、実際に使用した歯科の先生のコラムがありました!
面白いです[わーい(嬉しい顔)] →コチラ

お釈迦様が弟子たちに教えた「歯磨き習慣」に始まり
6世紀頃に仏教とともに「仏教医学」として日本にも伝わりましたが、
その時も、この「歯木」の一種が使用されていたそうです。
日本の場合は、柳、杉、竹などの素材を細く切ったものを利用したもので、
房楊枝」(ふさようじ)と呼ばれていました。[目]
「房楊枝」は、その反対側はきちんと削られているものもあって、楊枝として歯間にはさまった食べかすや、舌の汚れなどを取り除くのにも使っていたそうです。
現代で言う、「デンタルピック付きハブラシ」ですね。これは便利そう[るんるん]

余談ですが・・・
この頃の歯磨き粉は、「房州砂という細かい砂に、丁子(スパイスの一種、クローブ)やじゃ香、ハッカなどの香料を混ぜたもの」や「焼き塩」、「ワラ灰」などを使い、「房楊枝」の先や、指につけて歯を磨いていたようです。

この歯木は、平安時代から鎌倉時代には、すでに民間でも使われるほどで、
江戸時代になると、「歯磨き習慣」も一般庶民に広く普及していったそうです[ひらめき]
現代のハブラシの形になったのは明治時代[かわいい]
インドから輸入したイギリス製のハブラシを見本に、鯨のヒゲで柄を作り、馬の毛を植えたのが原型です。
ちなみにこの頃に西洋処方やアメリカ処方の歯磨き粉も登場しています。

これが改良され、今では持ち手の形が持ちやすく改良され、
様々な部位を磨けるように、色々な形をしたものも新たに開発され、
とっても使いやすいハブラシになりました。
しかし、かなりの時間がたっているのにも関わらず、
基本的な形は意外と変わっていないのには驚きです[ひらめき]

それにしても、歯磨き粉に砂を使っていたとは、
うーん、ちょっとジャリジャリして痛そうです[ふらふら]
現代人で良かった…[たらーっ(汗)]