私のまわりでも、インフルエンザに感染した!という話を聞くようになりました。
こんなインフルエンザが流行している中
風邪で熱が出て病院に行ってきましたが、混んでいる病院内で
インフルエンザをもらってしまったらどうしようと、逆に不安になりました
ちなみに私も検査をしましたが、インフルエンザではありませんでしたほ
歯医者さんにも
知らずに感染症をもっている患者さんが来院することもあるかもしれませんが、
もちろん医療機関ですので、どこの医院でも衛生管理には気をつけているはずです
患者さんにとって、院内感染、二次感染を防ぐことはとても大切なことですから、
きちんとした衛生管理をする歯医者さんを選びたいですよね
今回はいろいろな衛生管理の方法をご紹介してみます。
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◆使い捨て
歯ブラシ・紙コップ・エプロン・グローブなどの使い捨てができる器具は、
患者さんごとに使い捨てにしている歯医者さんも多いです。
器具を使用するたびに廃棄処分することで、他の人への感染を防ぐことができます
こだわっている歯医者さんでは、診察台のよく触れる場所や、取替えのできないもの(ヘッドレストなど)にカバーをかけて使用し、患者さんごとに取替えたりするところもあります。
◆洗浄・消毒・滅菌
治療に使用した器具には「目に見えない汚れ」も付着しています。
消毒・滅菌処置を行なう前に、まずはこの汚れを洗い流して
しっかり除去することはとても大切な工程です
器具の洗浄に使う「水」にもこだわって、
除菌効果がある水を生成できる装置などを設置しているところもあるようです。
超音波洗浄器などを使用してしっかり汚れを落としたあとは、器具の材質によって、
薬液消毒をしたり、専用機器を使い分けて滅菌処理をします。
また、パックして滅菌処理した器具を、さらに紫外線殺菌灯付きの保管庫で保管する
なんてところもあるようです。
-------------【豆知識】 「消毒」と「滅菌」の違いってご存知ですか?-------------
「消毒」・・・有害な微生物を、除去または無害化させます。「滅菌」・・・すべての微生物を、除去または死滅させます。
使い捨てができない器具の場合は、再度使用するにあたって、「消毒」だけではなく「滅菌」処理ができているかどうかも、衛生管理のレベルを確認するポイントですね。
さらに、よく洗剤などのパッケージで見かける「除菌」もまた意味合いがちがいます。
「除菌」・・・菌を除いて減らすこと。
菌を除いて減らすといえども、いろいろな程度や範囲があります。
極端にいえば手を水で洗うだけでも「除菌」にはなるのです
「滅菌」と言葉は似ていますが、衛生的な観点からするとかなり意味が違ってきますね
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◆空調管理
歯科治療では、歯や金属・合成樹脂などを削ることが多いので、その歯の削りカスや、金属片などの粉塵、水しぶきなどが飛び散ります。お口の中に飛び散る粉塵や唾液や水は、専用の小さな吸い取り装置を使用します。
さらに目に見えない細かい粉塵が空気中に広がってしまうのを防ぐため、口腔外粉塵吸引装置といわれる、専用のおおきなバキュームを使用している医院もあります。※お口にはいれません。
これによって、よりクリーンな環境を作ることができます
◆オペ室
インプラントなどの治療を行う医院では、オペ室を完備しているところも増えてきています。
もちろん、専用の手術室ではなくても、滅菌環境や衛生管理にしっかり配慮していれば問題はありませんが、こういった外科処置をする場合は、特にしっかりと管理された衛生的な環境で行うことが大切です。
【参考】「インプラント治療を行う歯科医院の選び方」
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ご紹介した衛生管理設備は
通常は、あまり患者さんの目に触れないところに設置してあることが多いですが、
最近ではホームページなどで紹介している歯医者さんも多く見られるようになりました。
治療をする側にも、される側にとっても衛生管理における満足度というのは、個人差もあるものですが、安心して治療を受けるためにも、自分が納得できる管理体制の歯科医院に出会えると良いですね
衛生管理以外の歯医者さんを選ぶポイント、
「歯医者さん選びのポイント」にまとめてありますので、新しい歯医者さんに行く予定のある方は参考にしてください
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