「歯磨きを好きになれるような環境を作ることがポイント」とご紹介しましたが、
小さなお子様は、手先が器用でないため、磨き残しがあることがほとんどです。
そのため、できれば小学校低学年頃までは、大人が仕上げ磨きをしてあげることが望ましいです。
今回は、お子様が嫌がらない「仕上げ磨きのポイント」を3つご紹介します
鉛筆を持つように歯ブラシを持つ
歯ブラシを握り込んでしまうと、力が入りやすくなってしまいます。鉛筆を持つように歯ブラシを持つと、粘膜を傷つけることや、歯茎にあたって痛むことなどを防げるでしょう。
磨くときは歯ブラシを細かく動かす
大きく歯ブラシを動かすと、細かい部分に歯ブラシの毛先があたらず、歯の汚れが残りやすくなってしまいます。歯ブラシは歯一本ずつにあてるようにして、細かく磨きましょう。特に「噛み合わせ」、「歯と歯茎の境目」、「歯と歯の間」は汚れが溜まりやすい部分ですので、注意しましょう。「歯と歯の間」には、デンタルフロス(糸ようじ)を使うとよいでしょう。
唇を触るときは優しく
「歯茎」や「小帯(唇と歯茎の境目の筋)」に、歯ブラシを引っかけたり、指で強く押さえたりすると痛みを感じ、歯磨きを嫌がることがあります。歯を磨く際は、唇を指で軽く引っ張るようにして、力を入れすぎないように磨きましょう。
使用する歯ブラシについて
仕上げ磨きの際に使う歯ブラシは、ヘッド(毛の部分)がコンパクトなものをお勧めします。
ヘッドが大きいものを使うと、舌に触れた時にえずいてしまうお子様もいます。
ヘッドが小さいものを使うことは、お子様に負担が少ないだけではなく、
磨く方も操作がしやすく、的確に汚れを落とすことができます。
仕上げ磨きを嫌がるお子様と向き合うのは、とても大変なことだと思います… 昔、歯磨きが嫌いなお子様をもつお母様より、
「スキンシップの一つとして考えると気分的に楽になった」
とお話を伺ったことがありました。
親子で楽しむつもりでトライしてみるのもいいですね
それではまた
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