お祭りの出店や駄菓子屋さんなどで売っている、笛のおもちゃです
「吹き戻し」が正式名称ですが、
「ピロピロ」とか、「ピーヒャララ」なんて呼ぶことのほうが
多いかもしれません
たて笛のような形をしていて、
ピューと吹くとその先についてる紙がピロピロと伸びて、
吹くのをやめると紙がクルクルと巻き戻ってくる、アレです
基本的にはクルクル部分が1本ですが
クルクル部分が2本、3本とついているものもありますよね
この説明で分かるハズ・・・
子どもの頃、これで遊んだ覚えがある方もいるはずです
わたしもお祭りの時に買ってもらって、
ピューピュークルクルしたことがあります
そんな懐かしのおもちゃ「吹き戻し」が
実は最近、口腔機能のトレーニングに使われているそうです
息を吸ったり吐いたり、物を噛んだり飲み込んだり、
呼吸機能や、口腔機能は年齢とともに衰えがちです
特に高齢になって自分の歯が減ってきてしまうと、
噛む回数も大幅に減ってきてしまうので
アゴや口の周りの筋肉もさらに衰えてしまいます
吹き戻しのクルクル部分をキレイに伸ばすためには、
笛部分をすき間なくきちんと口にくわえて、
息をしっかり吐かなければいけません。
この動きが、呼吸機能や口の周りの筋肉を動かすトレーニングになり、
腹式呼吸の訓練や、口呼吸の防止などにも役立つそうです
おもちゃとしてだけでなく、トレーニング専用の吹き戻しもあるらしく、
実際に、この吹き戻しで訓練をした高齢者の方の呼吸機能がアップした
という調査結果もあります
懐かしい気分でピューピュークルクルさせて
お口の周りや呼吸機能を鍛えられるなんて、
ちょっと楽しそうなトレーニングですよね
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