その友人の家の小さな娘ちゃんが、「みてみて 金魚のごはんだよ!」と水槽にえさを入れて、金魚の食事風景を見せてくれました。
水面に浮かぶ餌にわらわらと集まってくる金魚たちを見ていたら、
「金魚さん、そんなに急がないで、よく噛んでたべなさい 」
と、娘ちゃんが怒っていました。
その後ろで大人は顔を見合わせて、思わず笑ってしまいました
きっと、自分がごはんを食べているときにママから同じことを言われたことがあるんでしょうね
でも本当に、おいしく食事をするためには、
よく噛んで食べることは間違いなく重要なことです
口の中に食べ物をいれると、甘さや辛さや苦さなど、味を感じますよね
どうやってそれらの味を感じるかというと・・・
食べ物に含まれる「味」を構成する物質がだ液に溶け込んで、人間の舌に存在する味蕾(みらい)細胞というところに接触することで、初めてその「味」を感じることができるのです
「よく噛む」とだ液はたくさん分泌されますので、しっかり食べ物の味を感じることが出来ます
反対に、だ液の分泌が少ない場合は、味も感じにくくなってしまいます
実際、ドライマウスになると味覚障害が起きやすくなることもありますし、
加齢によってだ液の分泌が減ることでも、味覚に変化が現れたりします。
私の祖父母もそうでしたが、高齢のおじいさん・おばあさんは味が濃いものを好む方が多いと思いませんか
(そういえば祖父母の家の食卓には、必ず漬物や佃煮などがでてました )
ちなみに、ばくばくとすごい勢いで餌を食べていた金魚たちですが、魚も「味」を感じることはできるそうです
魚類の食べ方は基本的にはそのまま丸飲みで、人間のように歯で食べ物を咀嚼することはありません。サメなど、歯で噛みちぎるものもいますが、それも餌小さくして飲み込む事が目的です。
でも、魚も人間と同じように、味を感じる味蕾(みらい)という細胞をちゃんと持っているのです。ただ魚の場合は舌だけでなく、口の中の粘膜、ヒレやくちびる、ナマズなどはヒゲや体の表面にもあるそうです。
水中の餌に近づくだけで味見ができてしまうなら、確かに噛んで味わう必要はないかもしれないですね
知っていますか?よく噛むといいことがたくさんあります
ひみこの歯がいーぜ!
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