「虫歯や歯周病は感染症!赤ちゃんも虫歯になってしまう理由」でもお伝えしましたが、
歯周病の感染経路は未だ明らかになっておらず、
現在の見解では近親者を介してうつっていくものだと言われています
>>歯周病とは?
しかし、感染してすぐに重篤な状態に陥ることはありませんが、
歯周病菌が好む “歯茎からの出血”(*) によって爆発的に細菌が増加し
その機会が多ければ多いほど
細菌の病原性(感染症を起こす性質・能力)が
どんどん強くなっていくと言われています
(*)歯茎からの出血は、清掃不良によって起こります。
したがって、歯周病菌に感染して間もない頃は病原性が低いため
年齢の若い方が歯周病になることは少ないのですが、
50代60代になると病原性が高まっていることが多いため
歯周病を発症している方が多くみられるようです
一度歯周病菌に感染してしまったら、歯がある限りずっと棲み続けます
今のところ歯周病菌を完全に除去する方法はありませんが、
適切な治療で歯周病菌を増殖させない環境にすることは可能です
しかし、ただ治療を受けるだけでは改善されず、
丁寧なブラッシングや規則正しい食生活、定期的な歯科検診を受けるなど、
患者様自身が歯周病の予防へ取り組むことも必要となります
これを読まれている年齢の若い方へのアドバイスとしては、
病原性を強くしてしまわないよう予防へ取り組まれることをお勧めします
今はきちんと歯を磨かなくても発症しないこともあるかもしれませんが
年を追うごとにお口の中の環境は変化していくことが考えられます。
数年後に「気づいたら進行していた」なんてことも有り得るので
今から注意しておきましょう
すでに歯周病になってしまっている方へのアドバイスとしては、
歯科医院を利用しながら予防を続けて
これ以上悪化させないよう上手に付き合っていきましょう
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