生え方によって虫歯や歯周病を起こしやすかったり
歯並びや噛み合わせに悪影響がでたりすると、抜歯が必要となることがあります
親知らずの生え方によって、治療方法や治療にかかる時間の目安が大きく変わりますので、簡単にご紹介したいと思います
■まっすぐ生えている、または、若干斜めに生えている場合
歯と顎の骨の間に器具を入れて、少し力を入れて
歯を脱臼(※)させると、すぐに抜けることが多いです。
(※脱臼・・・顎の骨から歯が外れた状態のこと)
抜歯にかかる時間 : 短くても5~10分はかかることが多いです。
上のような状態でも次のような 親知らずであれば、治療に少し時間がかります
根っこだけが極端に曲がってたり、根っこだけが肥大している場合
機械で歯を削って分割してから、器具で歯を脱臼させて抜くことが多いです。
虫歯や歯周病で強い炎症を起こした場合
歯と顎の骨がくっついてしまい、器具を入れることが難しいため
機械で歯を削って分割してから、器具で歯を脱臼させて抜くことがあります。
抜歯にかかる時間 : 短くても15~30分はかかることが多いです。
■歯が斜め、または横に倒れている場合
機械で歯を削って分割してから、
器具で歯を脱臼させて抜くことが多いです。
お口の状態によっては、歯茎を切ったり、顎の骨を削ったりすることもあります。
抜歯にかかる時間 : 短くても30~45分はかかることが多いです。
親知らずやその周りの歯茎に強い炎症が出てしまうと
すぐに抜くことができなかったり、抜歯の際に麻酔が効きにくかったりすることもあります。
お口の状態に不安のある方や、長らく歯科を受診されていない方は、
このようなことを防ぐために、普段から定期検診を受けて
お口の状態を把握しておかれることをお勧めします
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