食後にハブラシで歯を磨く、これって当たり前にしていることですが
歯を磨くという行為はどうしてするようになったかご存知ですか
歯磨きの歴史は紀元前500~600年前からと言われています。
この時代にお釈迦様が、体臭や口臭は心身が穢れていると説き、
弟子たちに「歯木(しぼく)」という木の枝を使って歯の清掃をすることを
日々のお勤めとして行わせました。
この「歯木」が楊枝と歯ブラシの元祖です
そしてこの仏教の教えは、やがてシルクロードを通じてヨーロッパに伝えられ、
発展して異教徒である西洋で歯科学が生まれたのです
(ちなみに今は木の枝はもちろん楊枝もおすすめしていませんので注意してくださいね
→「爪楊枝で食べ物が詰まりやすくなる!?」)
歯磨きの起源は、衛生的観念からだけではなく、宗教的な慣習だったようです。
つまり、神様にお祈りを捧げる前のお清めの儀式のひとつとして、
口をすすいで歯を磨いていたのです
そういわれると、今でも神社にお参りするときに、手を洗うのと一緒に口もすすぎますよね
現代では虫歯や歯周病予防のために歯磨きをしていますが、
歯磨きが「お清め」と考えると…
なんだか毎日の歯磨きがとても神聖なものに感じられてきます
確かに、すみずみまでしっかり磨いた後って、すがすがしくて気持ちがいいです
さあ、今日もしっかり歯磨きしましょう
コメント一覧 0