前回は、歯が抜けたまま放っておくと、お口だけではなく、全身に悪影響を及ぼすことをお伝えしました。今回は、「失った歯を補う治療」について簡単にご紹介します[exclamation]

[1] ブリッジ
部分的に歯を失った場合に受けられる治療です。
失った歯の“隣の歯”を土台として、人工歯(ブリッジ)を被せる方法です。土台となる歯を削って人工歯を被せるため、周囲の歯に負担がかかりますが、1~3ヶ月の治療期間で失った歯を補うことができます。
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[2] 入れ歯
部分的、またはすべての歯を失った場合に受けられる治療です。
〈部分的に歯を失った場合〉
失った歯の“隣の歯”を土台として、自分自身で取り外し可能なバネ付きの入れ歯を装着する方法です。バネをかける歯へ負担がかかることや、入れ歯と歯茎の間に食べ物が入り込み歯茎が痛みやすいこと、経年的に顎の骨が痩せていく傾向にあることなどの問題がありますが、1~2ヶ月の治療期間で失った歯を補うことができます。
〈すべての歯を失った場合〉
総入れ歯と歯茎の吸着力を支えとして、自分自身で取り外し可能な総入れ歯を装着する方法です。入れ歯と歯茎の間に食べ物が入り込み歯茎が痛みやすいことや、経年的にあごの骨が痩せてしまう(吸収する)ことなどの問題がありますが、1~3ヶ月の治療期間で失った歯を補うことができます。
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[3] インプラント
部分的、またはすべての歯を失った場合に受けられる治療です。
歯を失った顎の骨に、人工歯根(チタン)を埋め入れる外科手術を行い、人工歯を被せる方法です。周囲の歯に負担をかけることなく、歯本来の機能や見た目を取り戻すことができますが、短くても3~7ヶ月の治療期間を要します。
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どの治療方法が適しているかについては、歯科医師による診査と診断を受け、よくご相談されることをお勧め致します[わーい(嬉しい顔)]

【参考】入れ歯・ブリッジ・インプラントのメリット/デメリット