歯周組織(歯茎・セメント質・歯槽骨・歯根膜)に発生する疾患のことを、歯周病(または歯周疾患)と言います。歯周病は自覚症状が少ない病気で、腫れや、出血、歯のぐらつきなどの症状に気付いた頃には状態が悪化し、治療に時間を要したり、抜歯が必要となったりする深刻な病気です。
中程度~重度の歯周病の場合、適切な治療を受け一時的に病状の安定がみられたとしても、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深い状態であることもあります。このような場合は、再発が懸念されるため、歯周治療後の状態を維持するために継続して行う治療「SPT(えすぴーてぃー:supportive periodontal therapyの省略)」へ移行します。
[ペン] SPTで行われる主な治療内容
[1] 歯周病の誘発因子の治療

[2] 適切なブラッシング方法と食生活の見直しなどの指導

[3] 専用の器具を使用したプラークや歯石の除去
また、SPTを行うために定期的に受診することは、再発の早期発見にも役立ちます。
SPTの通院頻度は、お口の状態によって異なりますが1~3ヶ月です。詳しくは、歯周治療を受けた歯科医院でご相談ください。