歯科でいう3DSは「Dental drug delivery system」の略で、虫歯菌が多い方に対して殺菌作用のある薬剤を使用し、お口の中の細菌叢を改善する治療法のことをいいます
虫歯の原因であるプラークは、「細菌」・「糖分」・「歯の質」・「時間」の4つの因子がそろったときに発生しやすくなります。3DSを行うことにより、お口の中の有害な細菌を減らし、虫歯になりにくい環境を作りだすことが期待できます。
3DSの治療の流れ
ここで簡単ですが、治療の流れをご紹介します
唾液の検査を行い、虫歯菌が多い方が3DSの対象となります。
歯型をとって専用のマウスピースを作ります。
3DSの直前に、歯の表面を機械で磨く「PMTC」を行います。
(*歯に付着したバイオフィルムという細菌の膜をがあると薬剤の効果が発揮できないため、この膜を破壊します。)
マウスピースの中に使用する薬剤を入れてお口の中に装着します。
3DSの持続期間
3DSの効果は、毎日丁寧なブラッシングを続けることで、4~6ヶ月間持続するといわれています。
虫歯治療の経験が多い方は、虫歯菌が多いことも考えられますので、今後に備えて唾液の検査や3DSを受けてみてはいかがでしょうか。なお、唾液の検査や3DSはすべての歯科医院で行われている治療ではありませんので、事前に歯科医院のホームページを見たり、電話で問い合わせたりしておくことをお勧めします
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