“よしっ！明日歯医者へ行こう☆”は歯に関する豆知識や豆情報をお届けするブログです。

日常生活を送っていて、歯にこのような症状が出たことはありませんか？

歯がグラグラしてきた
口臭が強くなってきた
歯がしみる
歯茎から出血がある

このような症状は、まず歯周病が疑われます。「歯周病」という言葉、最近よく話題になっていますが、実際にはどのような症状があると「歯周病」というのでしょうか。


歯周病（＝歯槽膿漏）とは、一言でいえば歯垢（プラーク）が原因で、歯を支えている骨が溶けていき、歯の周辺にいろいろな障害が起きる病気です。歯周病が引き起こす障害は、あげたらきりがないほどなんです厚生労働省の「平成１７年歯科疾患実態調査」によると、30代以上で、5人に4人が歯周病の症状をかかえているという統計が出ています（歯周病予防研究所「オーバルゲン」『なんと！「5人に4人」が歯周病』より）。ですので歯の周辺で虫歯とは違う症状が出た場合には、一度、歯周病を疑って歯科医院を受診することをおすすめいたします。（詳しくは→「歯周病のメカニズム」をご覧ください。）


（左：初期の歯周病の状態　右：重度の歯周病の状態）

歯周病になる原因はプラーク（歯垢）であり、このプラークを溜めないようにお口の環境を整えることが、歯周病を防ぐ方法です。なので歯周病になりやすい方というのは
歯ならびがガタガタしている
溜まった歯石をそのまましにている
抜けた歯を放置している
虫歯になりにくいので、歯磨きをしないことも多い
のような方です。歯垢がたまる原因を作る2次的要因となってしまいます。


歯周病は重度になると、抜歯の運命を辿るのが現実です。なんでも早期発見が大切です。歯が残っているうちに、以上のような症状がある場合には、歯科医院で歯周ポケットの深さを測ってもらいましょう
それではまた

【参考ページ】

歯周病はこんな病気です
口臭が気になるけど、これって歯周病？
初期・中期・重度の歯周病治療について